「台湾よ、よくやった」・・・中国ネット民がコメント、台湾の日本産食品「輸入停止」の報道で＝中国版ツイ

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　中国メディア・財経網は１４日、台湾が１５日より日本食品の輸入を全面的にストップすると中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で伝えたところ、中国ネットユーザーからは「よくやった」などといったコメントが寄せられた。

　記事は、台北で行われた日本と台湾の課長級協議において、台湾が４月１６日に日本の食品輸入制限をさらに強化する措置を発表したことに対して日本政府が撤回を要求、台湾政府がこれを拒絶したことで協議が物別れに終わったと紹介。これにより台湾では１５日より日本食品の輸入が全面的に禁止されると伝えた。

　この記事に対して微博ユーザーからは「台湾、よくやった」、「すごく嬉しい」、「台湾は大陸よりはるかに強硬だ」、「台湾は親日じゃなかったっけ？」、「大陸もしっかり学ぶべきだ」、「大陸から輸入しなよ。ドブ油はいいぞ」といったコメントが寄せられた。

　また、「台湾当局は台湾市民に対して責任を負っている」とする意見や、「これはより良い結果を得るために切ったカード。駆け引きの一種だ」、「正しい事。双方の関係が良好だとしても、協議が物別れに終わることもある」といった冷静な意見も見られた。

　さらに、台湾を見習って中国も日本産食品の輸入停止をすべきだとするユーザーも。しかしこれに対しては「大陸が日本製品の輸入を禁止すれば、みんな直接日本に行って買うようになるから、かえって日本経済を刺激することになるぞ」と反論するユーザーもいた。逆に、「大陸に売りなよ。放射能汚染食品だろうが遺伝子組み換え食品だろうが誰も監督管理しないで勝手に売られているから」と自国の状況を皮肉りつつ、台湾へ輸出予定だった食品を大陸に売るよう勧める声も出た。

　自身の立場を貫くため、強硬な姿勢を崩さなかった台湾。一方で、早期に輸入を再開するよう努力するという点では日台双方の見解が一致しているとのこと。水面下では、落としどころを探る双方のやり取りが活発化しているに違いない。あるユーザーが指摘するとおり、関係の良好な相手どうしでも意見の相違で揉めることはあるのだ。そして、互いに譲歩の可能性を示しつつ解決の道を探ることのできる関係こそ、良好な関係と言うべきなのだろう。（編集担当：近間由保）