京都で池坊初の「単位制」講座 英語での指導にも対応 ／京都

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　華道家元池坊（京都市中京区）が現在、7月10日から開講する単位制の「池坊ビギナーズレッスン」の受講生を募集している。（烏丸経済新聞）

　頂法寺（通称＝六角堂、京都市中京区）住職で、15世紀に「立花」（たてばな）の名手として知られた池坊専慶を祖とし、550年の歴史を持つ同派。

単位制クラスは同派で初の試みで、東京に次いでの開講となる。京都では金曜と土曜に開講。1回約1時間受講することで1単位を取得できるシステム。規定時間内であれば入退場は自由（最終入場は終了1時間前）。レベル別に設けられた規定の単位数を取得すると受講後に免許状を取得できる。

　講座は入門となる「STEP1」（8単位・取得期限6カ月）、初伝「STEP2」（12単位・取得期限8カ月）、中伝「STEP3」（16単位・取得期限10カ月）の3種類。料金は、STEP1＝2万円、STEP2＝3万3,000円、STEP3＝4万5,000円。（1回1,300円の花材代別途）。英語での指導にも対応し、外国人や英語で日本文化を紹介したい人にも門戸を開く。就職活動を控えた学生に向けて夏休みの間に免許状を取得する集中講座を受け付ける。英語での指導の開講日は要確認。

　同派では「金曜の夕方と土曜のクラスで、代替受講もできるので働きながらでも受講しやすいのが特長。本物の日本文化を身に付け、生かしてもらいたい」と受講を呼び掛ける。